共通していた意識
ここしばらくお話しさせていただく皆さんに
とある共通した意識がありました。
それは
「自分の頑張りを認めることができない」
ということ。
できることはしているけど、まだ頑張りが足らないと思っている。
思った通りになっていない。
理想の状態になっていない。
それは、自分の頑張りが足らない証拠だ。と信じてやまない。
これ以上どうしたらいいか分からないけど
自分の頑張りが足らないのは確かだ。
だから、もっとっもっと頑張らなければ。
今の状況を好転させるには、頑張らなければ!
お話しした方の共通している意識はこれでした。
もちろん状況はそれぞれ違いますが、それ以上何を頑張るの?
何を追加するの?何が足らないの?
と、こちらは思ってしまうくらいの状態。
いまは○○期なのかも?
実は感情にも段階があり、下層にある感情は
こういったものだと言われています。
15. 自責、非難
16. 挫折感、落胆
17. 怒り
18. 復讐
19. 敵意・激怒
20. 嫉妬
21. 不安・罪悪感・無価値観
22. 恐れ・悲嘆・憂鬱・絶望・無気力
自分の頑張りを認められない状態にあるとき、
無価値観や絶望や、自責など、あるかと思いますが
15〜22の感情に共通している状態は
「生命維持」
実はこの感情が多くを占めている時期は、
生命維持をすることが精一杯の時なんです。
だけど、信じてやまない
「まだ足らない」
という意識によって、どんどん自分を追い込んでしまう。
それではエネルギーが枯渇する一方です。
まずは、日々自分ができていることを見つける意識から始めてみてください。
当たり前にやっていることも、
「できていること」にカウントします。
どんな小さなことでも構いません。
大切なのは「やっている事実」を見ること。
大小は関係ありません。
そこに他者比較も必要ありません。
寝る前でも構いませんので
今日何をしたかな?何ができた?と思い返してみてください。
ご飯を作った
掃除した
同僚に笑顔で接した
子どもの送り迎えした
洗濯した
散歩した
みたいなことから始まり
歯磨き、排泄、呼吸
そんなことも入れてしまっていいです。
だからなに?
そんなの当たり前でしょ?
となるかもしれません。
はい。特別感はありません。
だけど、1日のうちにできていることってめちゃくちゃあるんです。
できてない探しにエネルギーを使うより
できていることに意識を向ける方が
ちょっとだけ自分に優しくなれそうじゃないですか?^^
痛いほど分かる
先ほどお伝えしたことを実践くださった方から
このようにご連絡をいただきました。
「あれから気持ちがの余裕が違います」
「ガラリと状況が変わったわけではないですが、
確実にわたしの中で何かが変わっている気がします」
と。
そうなんです。泣
まずは自分自身の体感が変わるんです。
そうするとね、感情の層が上昇します。
もちろん波はあります。
だって人間だもの。
だけどね、その積み重ねです。
それでいいんです。
わたしも長らくその時期があって
一向に状況が変わらないのは「足らないから」って信じ込んできました。
わたしに至らない点があるからだ。って
でも、やってもやっても思うようにいかない。
むしろ、もう頑張れない。
頑張り方が分からない。
というところまで行きました。
だけど、やっぱり生きることは続けていて
その経験がなにを伝えてくれていたかも
後に気づくことができました。
だから、お話しを聞いていて
本当に胸が痛いというか、
とても切なくなってしまって…。
こんなにもみんな頑張ってるのに…
認めることができないんだ。って
素晴らしいところがたくさんあるのに!って。
気づきへと昇華させる
痛いほど分かるその感情のループには
ちゃんと終焉があります。
いまの経験がなにをもたらそうとしているのか
その問いかけを自分自身にすることで
大切ななにかに必ず出会えます。
だからまずは
できていることを見つける。
そこからやってみてください。
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